CONCEPT

みなさん、柿ピーは好きですか?
私たちは大好きです。
ピリッと辛くて、カリッと香ばしい、あの味と食感。
気軽につまんでカリポリ食べられる。どこのお店にも売っている。家に欠かさずストックしている人もいる。
そんな、日本の定番スナックのひとつである柿ピーだけれど、いつ、どこで食べている?と考えたとき「家で食べる」という人がほとんどのはず。私たちは思います。それだけではもったいない。柿ピーを、もっと日本の文化として広く根づかせたい。

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お店に入ったら「最初に柿ピー」

台湾では、飲食店へ行くとサービスで必ずヒマワリの種やスイカの種が出てきます。これをポリポリ食べながら、メニューを選び、注文して、料理が運ばれてくるのを待つのです。
ヒマワリの種を食べながらふと見渡すと、周りのお客さんもみんなポリポリと食べている。
この光景を、この文化を、日本にもつくれないだろうか?それには柿の種がピッタリではないか? 

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柿の種とピーナツの黄金比は?

お店に入って柿ピーが出てくるだけでもうれしいけれど、広く支持してもらうためにはエンターテインメントの要素が必要だ、と私たちは考えました。
そこで登場するのが「柿ピーの黄金比率」。
柿の種とピーナツの比率は、いったい何対何がベストなのか?

亀田製菓さんによると、重量比で、柿の種とピーナツを6対4の割合にしているとのこと。食べてみると納得の、あの絶妙なバランス。
それでも、もっとピーナツを増やしてほしい人もいれば、柿の種だけ食べたいという人もいます。実際、亀田製菓さんも「柿の種だけ」という商品を出しています。
柿の種とピーナツのマイ黄金比率、つくってみたいと思いませんか? 

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自分の黄金比率で柿ピーをブレンドできるマシン

  • 外見は、まるで昔からあるような佇まい
  • 柿の種とピーナツが、別々に透明容器に入っている
  • 柿の種とピーナツの比率を、0:10~10:0で設定できる
  • 受け皿を置きマシンのレバーを引くと、自分の黄金比率で柿ピーが出てくる
  • 柿ピーが出てくるときには、ザー、カランカランと、なんともいい音がする
  • 柿の種とピーナツの消費量を計測できるセンサーもつける(※要検討)

Background

勝手にプロジェクトスタート

どうしても柿ピーマシンをつくりたい。このマシンで、あたらしい文化をプロデュースしたい。
私たちはプロジェクトスタートを決めました。
社内で有志を募ったところ、柿ピー好き、からくりマシン好きの頼もしいメンバーも集まりました。前途洋々です。
問題があるとすれば、クライアントから「受注」していないこと。そもそもクライアントがいません。
それでも私たちは「柿ピーを日本の食前文化に」をスローガンに、本業の仕事をしつつ、情熱のプロジェクトをスタートさせました。
完成したあかつきには、きっと亀田製菓さんに採用してもらえるだろう、と勝手に信じて。 

開発ストーリー

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第1回 柿ピーマシン 実現のための条件とは
2016.10.20

柿ピーを日本の食前文化に!私たちプログレス・テクノロジーズは、新しい文化のプロデュースを目指して動き始めました。プロジェクトチームとして集結したのは、社内の柿ピー愛好家、からくりマシン好き、新しい文化のプロデュースという目標に胸を熱くした者など、総勢12人。早速、開発ミーティングが開かれました。

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第2回【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】1. 柿の種とピーナッツの比率を調べる
2016.11.05

「柿の種とピーナッツの量をユーザーが設定し、その量だけ出す仕組み」を検討する日々が始まりました。ところで、柿の種とピーナッツの比率、本家本元の亀田製菓「柿の種フレッシュパック」ではどうなっているのでしょうか。
公式発表では「重量比で6:4」とのことです。重量比ですか。なるほど。言われてみればそんなもんかーという気にもなるのですが、何事も自分の目で事実を確かめないと気が済まないのが設計者。

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第3回【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】2.スクリュー方式の採用と課題
2016.11.18

アルキメディアンスクリュー。この言葉を聞いて、どう思われましたか。かっこいい響きだ。そう思いませんでしたか。声に出して何度も読みたくなるくらいですよね。狙った量の柿ピーを出すために、私たちが柿ピーマシンに組み込もうと思っている機構、それがアルキメディアンスクリューです。
アルキメディアンスクリューとは、アルキメデスの発明のひとつで、現在でも搬送の手段として使われている技術です。もともとは水をくみ上げるポンプに使われました。

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第4回 【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】3. 類似品調査&分解
2016.12.01

それは運命的な出会いでした。柿の種とピーナッツを狙った量だけ出す仕組みを求めて、先日ポチったおつまみサーバー。容器のフタを開けてみると、なななんと奥にアルキメディアンスクリューが見えます。まさに柿ピーマシンの先輩ともいえる製品…!おおいに学ばせていただきます。

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第5回 【柿ピーの湿気対策シリーズ】1. 対策案の検討
2016.12.10

柿ピーを送り出す機構」の基本方針が決まったので、設計担当のエンジニアたちは、柿ピーとにらめっこしたり柿ピーを食べたりしながら鋭意設計を進めています。彼らの頭の中も胃の中も柿ピーでいっぱい。とても幸せそうです。
さて、柿ピーマシン実現のための条件は他にもあります。

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第6回 【柿ピーの湿気対策シリーズ】2. 除湿ユニット調査
2016.12.12

早速、防湿保管庫を製造販売しているメーカーに問い合わせました。
このメーカーさんでは、除湿ユニット単体では大小2つの製品があり、自社製品の防湿保管庫のうち庫内体積が110リットル以下のものは小さいほうのユニットを使っているとのこと。

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第7回 【柿ピーの湿気対策シリーズ】3. 除湿ユニット実験
2016.12.17

ついに、史上初(たぶん)の、防湿保管庫での柿ピー湿気対策実験が始まります。保管庫にしてみれば、防湿が必要ならどんなもののためだって働くぜ!と決意していたことと思いますが、まさか柿ピーを保管する日が来るとは予想だにしなかったでしょう。

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第8回【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】4. スクリュータイプ製作とレビュー
2017.1.28

柿ピーマシン実現のための条件のひとつ「湿度と酸素への対策」が大きく前進しました。いいぞ、いい流れ、きてるぞ。この流れに乗って、最大のキモ機能である「狙った量の柿ピーを出す」の実現を目指します。

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第9回【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】5. プロペラタイプ製作とレビュー
2017.2.4

次にプロペラタイプを見ていきます。本命のスクリュータイプが抱える課題が大きい今、急速に高まるプロペラタイプへの期待。さっきまでサブ扱いだったのに。こちらは、プロペラの羽根で柿の種を運びます。スクリュータイプに付けたような撹拌機構はなく、とてもシンプルな構造です。

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第10回【柿ピーを送り出す機構開発シリーズ】6. どちらに決める?結果発表
2017.2.18

スクリュータイプ、プロペラタイプ、ともに実験が終わりました。すでに両方のマシンに愛着がわいてしまっています。どちらもかわいい。でも、どちらかに決めなくてはなりません。実験のために両方のマシンを何回も通った柿の種をカリポリ食べながら、結果を整理してみます。

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