製品企画・開発事業

まだ世の中にない、新しい価値体験をもたらすものを追い求めて

製品企画・開発事業部のエンジニアは「ワクワクすることが大好きなエンジニアと共にテクノロジーを追求し、社会に求められる製品・サービスを創造していきます。」のビジョンを胸に、まだ世の中にない製品の企画・開発に挑戦しています。

テレビやラジオが初めて登場したときのような「新しい体験」を世の中に発信したい。そんな思いで、私たちは、最先端のテクノロジーを追求しながらも「製品を使う人がどのような体験価値を得られるか」を強く意識して、開発に取り組んでいます。社員全員が同じビジョンの実現を目指し、枠にとらわれない自由な発想とワクワクする心を持って挑戦することこそがプログレス・テクノロジーズのものづくりです。エンジニアであることの面白さが、ここに結集しています。

電子本「全巻一冊 北斗の拳」

革新的な読書体験をもたらす、紙の本の新しい進化のかたち

電子書籍が登場して10年が経っても、紙の本は依然として人気があります。2016年のデータによると、電子書籍市場は約2000億を超えたところですが、紙の出版物の市場は、まだ1兆5000億円もあります。スマートフォンが登場して10年、ガラケーはスマートフォンに置き換わりましたが、紙の本は電子書籍に置き換わってはいないのです。紙の本には、もっと違う進化のかたちがあったのではないか、それが、「全巻一冊」開発の出発点です。

電子本「全巻一冊 北斗の拳」は、「究極版」全18巻に加え、初めて電子化された外伝「我が背に乗る者」を収録した、「北斗の拳」専用の電子書籍デバイス。ひとつのマンガ作品を思う存分楽しむことを最優先に開発されています。作品の世界に没頭できること。作品を長く大切にできること。読んでいるときはもちろん、読んでいないときですら、楽しめる。そんな体験をもたらしてくれるデバイスです。

「全巻一冊」は、A5サイズの単行本の中に、見開き2ページの電子ペーパーが内蔵されています。マンガの演出のひとつである見開き表現の迫力はもちろん、繊細な線の描写を紙と同じクオリティで楽しむことができます。紙で作られた外装にカバーと帯を巻き、見た目も手ざわりも書籍そのものを再現。電子書籍でありながら、紙の本を読む感覚で作品を楽しめます。

本らしさを大切にするため、充電式にはせず、あえて乾電池駆動を採用(単4乾電池4本)。本を開くと電源ON、閉じるとOFFで、本を読むのに電源を意識する必要はありません。さらに、日本語と英語をボタン一つで瞬時に切り替えられるのも特長です。
この世界初の電子本「全巻一冊」は、クラウドファンディングKickstarterで2,300万円を集め、大きな話題となりました。今後は、他のコンテンツ版などさらなる進化を求め、開発を進めています。

TABO

子どもたちに、スクリーンの中ではおさまらない新たな体験を

TABOは、タブレットの上で動く、手のひらサイズの小さなロボットです。人がスクリーンにタッチするのと同じようにTABOもタッチすることで、コンテンツと連動します。子どもがプログラミングを学ぶためのエデュケーショナルロボットとして株式会社バスキュールと共同開発し、2017年12月に小学館の人気学習雑誌「小学8年生 特別号」の付録として発売されました。

デジタルコンテンツが急速に発展していくなかで、スクリーンだけに没入してしまっている現代の子どもたちに、現実世界のおもしろさも体感してほしい。けれどスクリーンを奪うようなことはしたくない。子どもたちに寄り添って生活の中に自然と存在するロボットをつくれないか、そんな思いからTABOが生まれました。

TABOをコントロールしているのはタブレットです。TABOは底部に3点のタッチ機構を備え、絶えず自分の位置情報をタブレットにフィードバック、タブレットはBLEを使ってその情報をもとに次の命令を出します。その結果、今までにない、バーチャルとリアルをつなげた新しい体験を提供できるようになりました。TABOとピンポンゲームができる「TABO PONG」、2台のTABOでトントン相撲をする「TABO SUMO」。TABOが現実の遊び相手として存在し、プレイヤーと一緒に遊びます。

プログラム学習コンテンツでは、スクリーンの中のバーチャルなものだけの制御よりも、TABOというリアルなロボットの制御を通じて、プログラミングの結果を、スクリーン表現とTABOの動きの両方で確認することができます。

実際に行ったワークショップでは、子どもたちがTABOを使った物語作りに集中して取り組み、驚くほどの吸収力と創造力を見せてくれました。

TABOをきっかけに、次世代を担う子どもたちが、私たち大人では想像もつかない、驚くような体験ができる製品を開発することを夢見ています。

shikAI

すべての人々が安全して生活できる世界を目指して

現在、AIはあらゆる会社が取り組み、今後発展していく技術として注目されています。 プログレス・テクノロジーズはAIを「何に生かすのか」を重要視した開発を進めており、「shikAI(シカイ)」はそのビジョンに則したAI製品です。
shikAIは、視覚障害者向けのナビゲーションシステムです。現在世界には2億8500万人、日本には164万人の視覚障害者がいらっしゃいます。しかし、彼らをサポートするテクノロジーは世の中に乏しく、彼らが外出するうえで、安心できる環境が社会に整えられているとは言えません。交通機関におけるホームへの転落をはじめ、視覚障害の方が巻き込まれてしまった痛ましい事故が数多く起きていることをご存知の方も多いと思います。

shikAIは、AI(機械学習)による物体認識の仕組みを使い、カメラに写った物体が何であるかを音声で伝えてくれるデバイスです。その認識精度は驚くほど高く、しかもハイスピードレスポンスを誇ります。

音声は骨伝導によって伝わる仕組みで、視覚障害者の耳を塞がないので環境音を閉ざしません。デバイス自体も、いかにも機械というものではなく、視覚障害者の方がファッションとしても自然に身に付けることができるような、ビジュアルへのこだわりも大事にしています。

現在shikAIは、位置情報を推定できる技術であるビーコンと掛け合わせ、「東京がすべての人々にとって安全でやさしい街にする」「視覚障害者でも安全に暮らせるフラッグシップ都市の実現」をテーマに東京メトロ様と、視覚障害者の方が駅構内を安全に移動できるデバイスとして開発を進めています。

「全ての人が安心して生活できる」世界のためにshikAIをこれからも発展させていくことが、プログレス・テクノロジーズの使命だと思っています。

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