Abaqusアカデミック版 ライセンスの使い方 Abaqus academic licensing guidelines
ライセンス体系
Abaqusアカデミックライセンスは、ベースパッケージと追加ライセンスで構成されます。シミュレーション解析の作業フローに沿って、Abaqusで利用するライセンスについて詳しくご説明します。
シミュレーション解析の作業フロー
解析目的の明確化 | ・解析によって何を知りたいのかを明確にする(例:応力分布、変形状態、温度分布等) ・材料力学・有限要素法の基礎知識 |
作業 | 詳細内容 | Abaqus使用ライセンス | 数量 |
プリ処理解析モデルの作成 |
ジオメトリ(解析対象の形状)作成 または ※CADシステムからAbaqus/CAEへの (コンポーネントまたはアセンブリ)ジオメトリ転送 |
SIMULIA Academic Research Interactive Seats |
1 |
条件設定 材料定数、荷重条件、拘束条件等 |
※Associative Interface Solidworks・CATIA |
||
メッシュ分割 ジオメトリを有限要素分割する |
SIMULIA Academic Research Interactive Seats |
作業 | 詳細内容 | Abaqus使用ライセンス | 数量 |
ソルバによる解析 陰解法 陽解法 |
解析の実行(解析計算) 作成した解析モデルを用いて解析を実行する(ジョブ投入) *モデルの内容やマシンスペックによって解析時間は変動します |
SIMULIA Academic Research Execute Tokens |
1 |
作業 | 詳細内容 | Abaqus使用ライセンス | 数量 |
ポスト処理 |
分析結果の評価 GUIを活用して結果を評価する |
SIMULIA Academic Research Interactive Seats | 1 |
Abaqusアカデミックパッケージライセンス
初回導入時は、ベースライセンスとして、最初にベースパッケージ製品をご契約いただきます。
使い方によって、ユーザー数を増やしたい場合や、並列計算等をするためのライセンスが足りない場合は、ベースライセンスに別途オプション製品で必要なライセンス(ソルバー/プリポスト)を追加することが可能です。
追加ライセンス
ベースパッケージにライセンスを追加することで、使い方の選択肢が広がります。利用条件によってトークン消費数が異なります。
利用条件
- 何人(ジョブ)同時にライセンスを利用するか
- 並列計算の必要性(何Coreで計算するか)
- Abaqus以外のExtendedソフトウェアとの組み合わせの有無
1. 何人(ジョブ)同時にライセンスを利用するか
Abaqusの解析ソルバのライセンスは、「トークン」制で管理されており、並列計算の実行や同時実行数の追加が可能になります。
複数のプリまたはポスト処理を同時に行う場合は、Abaqus/CAEのライセンスが同時実行のジョブ数必要です。
複数のプリまたはポスト処理を同時に行う場合は、Abaqus/CAEのライセンスが同時実行のジョブ数必要です。
2. 並列計算の必要性(何Coreで計算するか)
Abaqusの並列計算実行に必要なTokenは下記の計算式で算出できます。
必要トークン数の計算式=INT(5*「Core数」^0.422)
※5×Core数の0.422乗→切り捨てにして整数にしたもの
並列計算時の消費トークン数
解析を実行する場合、使用するマシンのCore数、同時実行ジョブ数により、必要なトークン数が異なります。
並列計算時の必要トークン数は、以下の計算式で算出できます。
必要トークン数の計算式=INT(5*「Core数」^0.422)
※5×Core数の0.422乗→切り捨てにして整数にしたもの
並列計算時の消費トークン数
解析を実行する場合、使用するマシンのCore数、同時実行ジョブ数により、必要なトークン数が異なります。
並列計算時の必要トークン数は、以下の計算式で算出できます。
必要トークン数=INT(5*「Core数」^0.422)
5×Core数の0.422乗→切り捨てにして整数にしたもの
並列数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 6 | 8 | 16 | 24 | 32 |
Token | 5 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | 16 | 19 | 21 |
プリポスト機能のライセンス数
複数のプリポスト処理を同時に行う場合や、他のソフトウェアでGUIライセンスを利用する場合は、Abaqus/CAEのライセンスがジョブ数必要です。
複数のプリポスト処理を同時に行う場合や、他のソフトウェアでGUIライセンスを利用する場合は、Abaqus/CAEのライセンスがジョブ数必要です。
3. Abaqus以外のExtendedソフトウェアとの組み合わせの有無
Abaqusと組み合わせて利用する場合は、それぞれのソフトウェアで必要ライセンス数の総和が必要です。