設計開発サービス技術部 
齊藤 健浩TAKEHIRO SAITO
PROFILE
2007年新卒入社。物理学専攻。

TAKEHIRO'S CAREER ものづくりの最前線に身を置き、会社の成長とともに歩んだ15年

会社の成長とともに
自分自身も成長したい
なぜプログレス・テクノロジーズを志望されたのですか?
10年以上も前のことで、うろ覚えですが(笑)、大学及び大学院での研究活動において実験装置の作成や簡単なプログラミングを組んだりする中で、ものづくりに対して興味や楽しみを持ちました。当初はSE系を目指して就職活動を進めていましたが、活動を進める中でより身近な製品や多くの人が手に取るような製品に携わりたいと考え方がシフトしていきましたね。
当時のプログレス・テクノロジーズは設立して間もない頃でしたよね?
はい。設立間もない頃でしたが、プログレス・テクノロジーズの熱意やビジョン、会社をどう成長させていくか等を会社説明会で聞き、会社ともに自分自身もエンジニアとして成長していきたいと共感し、プログレス・テクノロジーズを志望しました。
入社してからプロジェクトリーダーとなるまで
入社後の業務内容を教えてください。
まず電気機器メーカーでDJ機器(ミキサー、CDプレイヤー)の設計・評価を担当することからエレキエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。製品内部の基板の回路設計やアートワーク設計、出来上がった基板の性能評価、製品としての各種電気評価や問題点対策、コストダウン提案などの業務にも携わっていました。
プロジェクトチェンジもされていますよね?
4年目にインクジェットプリンタ(テキスタイル、商業用大判プリンタ)の設計開発プロジェクトに業務が変わりました。担当業務は多岐に渡り、新規技術を導入するための要素検討、基板の回路設計や内部配線、電気部品の選定、システム設計、FPGAのRTL設計、生産移行などハードに関連するほぼ全ての業務を担当し、あるオプションユニットでは担当を一任され、業務を遂行したこともあります。
リーダーとして業務を担当するようになったのはいつ頃からですか?
10年目を迎えたタイミングです。EV/PHV(電気自動車/プラグインハイブリッド車)用車載充電ユニットの開発プロジェクトに参加し、プロジェクト先でパワーエレクトロクス領域の開発評価の業務を行いつつ、最大8人のPTメンバーのリーダーとしての業務も行っています。お客様とPT間の窓口業務や各メンバーの技術的なフォロー、新卒メンバーの育成などを行っています。
積極的にメカ・ソフトの基礎知識の習得も進めるようになった
これまでのキャリアで思い入れの深いエピソードはありますか?
インクジェットプリンタの設計開発部門の一員として、海外の展示会に参加した経験です。展示会での製品の設置からデモのオペレーター、さらには撤収作業までを経験した事です。展示したのは試作機という事もあり、設置からプリンタとして動作するまでに想定外のトラブルが多々発生しました。日本からのフォローはありましたが、デモの成功の為には、現地に入っている限られたメンバーで、トラブルへ早急に対応することが必要な状況でした。
どのように解決されたのですか?
自分が設計として担当していた部分以外や、機械系・ソフト系が起因となるトラブルも多く、自身の持っている知識と経験を活かして論理的にトラブルを一つずつ解消していきました。最終的にはプリンタとして動作が可能となり、展示会でのデモもほぼ成功する事ができました。最後のデモが終わったときに、安心感と共に展示会というイベントを成功に導けたことに対する充足感を得られたことは強烈に覚えています。
トラブルを乗り越えた経験から学んだことを教えてください。
エレキエンジニアとして担当しているブロックだけでなく、システム全体の動作、製品の全ブロックの電気回路の動きなど理解している事の重要性を学びました。トラブルや不具合が発生している部分に対して、例え詳細な知識が無くても、適切なアプローチさえ取ることが出来れば、大概のトラブルや不具合は解消できるという事を経験しました。また、エレキだけでなくメカ・ソフトの基礎知識を有することで様々なトラブル・不具合に対応し易くなることにも気づき、展示会後から積極的にメカ・ソフトの基礎知識の習得も進めるようになりましたね。
業界のトップを引っ張るような
活躍をしたい
自分の市場価値は何だと思いますか?
大きく3つあると考えています。1点目は、幅広い実務経験による信頼性のある電機設計ができること。デジタル・アナログ・パワーエレクトロニクスの回路設計の経験、製品の複数ユニットのハード・電装のシステム設計を主担当者として行うスキルがあります。2点目は、開発から生産までの一貫した実務経験があること。そして3点目は、メカ・ソフトとの架け橋となれるコミュニケーション能力と課題解決能力です。
今後の目標を教えてください。
先ほど挙げた市場価値を存分に活かして、設計の最前線で働き、プロジェクトリーダーとして業界のトップを引っ張っていくような活躍をすることが将来の目標です。

MY
CAREER私のキャリア

2007年
新卒入社
2007年
電気機器メーカー DJ機器の回路設計・評価
2010年
電気機器メーカー 産業用インクジェットプリンタの電気設計・評価
2016年
チームリーダー就任
2017年
自動車部品メーカー プロジェクトリーダー EV/PHV用車載充電ユニットの電気設計・評価